2003_JSPE Integrated Support for Production Line Simulation

2003_JSPE Integrated Support for Production Line Simulation

生産ラインシミュレーション 統合型支援システム (Integrated Support for Production Line Simulation)

生産準備におけるリードタイム短縮や投資低減が叫ばれる中、生産システム設計・改善での事前評価ツールとして生産ラインシミュレータに対するニーズは益々高まっている。ただし現状では、シミュレータは「一部の専門家が使う検証用ツール」として利用される場合が多い。これは、本質的にシミュレータの利用が難しく(表1)、しかも利用する上での技術やノウハウの多くが専門家の暗黙知としてのみ存在し、本来ユーザであるべきライン設計者がこれを活用する仕組みが無いためと考えられる。我々がこれまでにトヨタグループ数社と共同で開発した生産ラインシミュレータ”GAROPS”[1]は、独自のオブジェクト指向言語を用いて設備の属性、振舞いを各社でクラスライブラリ化できるという特徴を持ち、モデルの高精度化とエンドユーザレベルでのプログラミングレスモデリングを実現してきた。しかしながら、利用技術に関しては未だ多くの課題が残されており、自らGAROPS を設計支援ツールとして活用できるライン設計者は限られている。このような背景から我々は、ライン設計者自身によるシミュレーションを実現するための支援システムの開発を行うことにした。

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  • Date: February 9, 2015
  • SEO Title: 生産ラインシミュレーション 統合型支援システム (Integrated Support for Production Line Simulation)
  • SEO Description: 生産準備におけるリードタイム短縮や投資低減が叫ばれる中、生産システム設計・改善での事前評価ツールとして生産ラインシミュレータに対するニーズは益々高まっている。ただし現状では、シミュレータは「一部の専門家が使う検証用ツール」として利用される場合が多い。これは、本質的にシミュレータの利用が難しく(表1)、しかも利用する上での技術やノウハウの多くが専門家の暗黙知としてのみ存在し、本来ユーザであるべきライン設計者がこれを活用する仕組みが無いためと考えられる。我々がこれまでにトヨタグループ数社と共同で開発した生産ラインシミュレータ”GAROPS”[1]は、独自のオブジェクト指向言語を用いて設備の属性、振舞いを各社でクラスライブラリ化できるという特徴を持ち、モデルの高精度化とエンドユーザレベルでのプログラミングレスモデリングを実現してきた。しかしながら、利用技術に関しては未だ多くの課題が残されており、自らGAROPS を設計支援ツールとして活用できるライン設計者は限られている。このような背景から我々は、ライン設計者自身によるシミュレーションを実現するための支援システムの開発を行うことにした。
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